生理痛について。つらい生理痛を緩和させたい。
生理痛を緩和させる方法などをご紹介いたします。
■生理とは■
女性の体は、妊娠、出産に対応するように、
周期的なリズムがあります。
約28日を1サイクルとし、その中でホルモンの分泌によって
卵胞が大きくなって排卵し、
子宮が受精卵の生育のために準備をします。
しかし、受精しなかった場合や受精しても妊娠しなかった場合は、
子宮で準備したものが全部出血と共に体外に出てしまいます。
これが月経(生理)です。
■生理痛とは■
生理痛とは、生理期間及びその前後に起こる
腹痛、腰痛や頭痛などの痛みのことをいいます。
我慢できる程度のものから、
処方された鎮痛剤を飲んでも痛みが収まらず、
じっとしていられないほど痛む生理痛まで、
個人差が随分あります。
また、吐き気、全身の倦怠感、乳房緊満感、
いらいら、うつなどの付随症状を伴ったり、
症状が重く、何らかの治療が必要とされる
生理痛の場合は、月経困難症として捉えられます。
■生理痛の原因■
生理痛の原因としては・・・
・出産経験がない方は、子宮頚管が細く硬いため
生理が起こったときに血液がスムーズに体外へ
排出されないため痛みが生じることがあります。
・ホルモンのバランスが崩れている場合には
子宮収縮が強く痛みを生じることがあります。
・子宮の位置が異常で、子宮が極度に前或いは後に
曲がることにより、経血がうまく排出できないことによる生理痛。
・血流が悪いことや、子宮・卵巣に問題がある場合。
・子宮口が成熟していない場合など。
・子宮内膜症、子宮筋腫、自律神経失調。
・エストロゲン(卵胞ホルモン)と
プロゲステロン(黄体ホルモン)の
アンバランスによる生理痛。
・精神的ストレスや緊張などで交感神経が異常に優位に働き、
血管や子宮の平滑筋の過度な収縮が起こり、
子宮への血液の供給不足や酸素不足を
もたらすことによる生理痛。
・ストレスや冷えなどにより血液循環が悪い。
・不規則な生活
・過激なダイエットによる生理痛
・骨盤の歪み
・肥満、運動不足
■生理痛を緩和する方法■
生理痛を緩和する為には・・・
・冷えて血流が悪くなると、痛みも強くなるので、
それらの予防も兼ねて、まず、
下半身は冷やさないように工夫することで
生理痛を緩和する。
・ゆったりとお風呂で温まるのも、
冷えを防ぎ、精神的なストレスを同時に
和らげるので効果的です。
・適度な運動、水泳、ジョギング、ウォーキングなどは
生理痛緩和や血行をよくするためには最適です。
・タバコは血管をより収縮させ血液の循環を
悪くしてしまいますので生理のときのタバコは控えましょう。
・身に着ける服や下着などは
体を締め付けすぎるような下着や洋服にしましょう。
・食事の面では、不足しがちなビタミン、鉄分、
ミネラル類を摂取すると。
加工食品や添加物の入った食品は避けること。
食生活を整えることで生理痛を緩和。
・十分睡眠を取る。
・ストレスをためない。
・生活を規則正しくする。
これらの方法で、つらい生理痛を緩和してください。